🎶ピアノ歴3年のK氏
今年のお正月に人生初の発表会で弾いたのは、この曲

2度目の発表会は、今年の8月
同じくモーツァルト作曲ピアノソナタK.331第1楽章のマイナーのバリエーション

買い求めた楽譜は、ヘンレ版のモーツァルトピアノソナタ
「これは、音大に行く位に専門的に習っている人が買う本ですよ」…と楽器店の人に言われたとか…
音大に行くわけではないけれど、専門的に勉強している人よりもむしろ音楽には詳しいかもしれない!
今日もモーツァルト「魔笛」から始まってワーグナーに至るまでのお話を私の方が教えて頂いた。
そんなK氏の奏でる音楽は、人々の心を魅了する。
それは、これまでの人生経験から来る音楽解釈の深さでしょう。
🎶ピアノ歴8年のT君
今弾いているのはショパン

ペダルを上手く使える様になる為にと選曲。
そして、T君もこの曲を気に入ってくれた…それは、つい4カ月前の事!
先日のレッスンで、来るなり弾き始めたのがベートーヴェン作曲ピアノソナタ第8番「悲愴」の第1楽章のメロディー
「えっ…それ<悲愴>じゃない⁈
どうしたの?」…と私
「そうなん?」…とT君
何となく浮かんできて弾いたらしい…
「えっ今、その気分?
弾いてみる?」…と私
1ページ目を弾いて聴いてもらうと…

「これだけでも感動する」…とT君
「それなら、これも同時進行で見ていこうか?」
…と言うことで、今日から「悲愴」も手掛けることになりました。
「あーやっぱり難解!」
「3楽章は?」
「うーん昭和って感じ!」
「えっ昭和?…これが昭和かぁ~、どんな所が昭和なんだろう⁉︎…そう言えばそうかなぁ~…」
…としばし思い出しては考えていた私でした。
1年前にベートーヴェンのソナタアルバムを購入した時には、「悲愴」を聴いて恐れ?…を感じていたT君(確か、お母様からその様に聞いたような…)
それが、今はこれを弾いてみたいと!
4ヶ月前は、ショパンのワルツがピッタリと心に響いたのに…
今は「悲愴」に魅力を感じる…
数ヶ月間、日常生活での経験による心の変化
子供の成長は、半年、1年で大きく変わるものですね。
音楽は人生経験と共にある。
通って来てくれる皆さんの成長に合わせて、心にフィットする音楽を提供していきたいと思います。
それには、弾きたいと思った時に技術的に弾ける…理論がわかる…ように幼少の時から遠い将来を見つめてレッスンしていきたいものですね。
K氏は、ペース・メソッド レベル1を一回り終え、再度学習中
T君は、レベル3が後少しで終わるところです。
ペース・メソッドによる金子ピアノ教室@樟葉
追記
K氏は、ピアノを習う前からずっと様々なジャンルの音楽に親しんでおられました。学生時代に音楽を聴いて衝撃を受けることが多くあったそうです。
その様なバックグラウンドがあってのモーツァルトピアノソナタの演奏に至ったのだと思います。
またT君のお母様は、T君が小学1年生でピアノを習い始めてからずっと、的確な対応をして協力して下さいました。
仕事を持ちながらの家事と育児であるにも関わらず、抜かりのない対応、オリエンテーションでの率直な意見交換と質問で環境作りは良好でした。
それが今に実を結んだのだと思います。
指導者の意見を全て実行するのではなく、自分の生活の中で出来る事と出来ない事を見極め、それを指導者に伝え協力していく姿勢にとても好感が持てます。
お忙しい方々も是非、しっかりとした自覚を持ってお子様がピアノを続けるための環境作りをマイペースでして頂ければと思います。